提供:カネボウインターナショナルDiv.
数々のヒットコスメを生み出し、快進撃を続けているKANEBOが叶えようとしている「希望」とは何か。一つ一つの製品を紐解くと、そこには化粧品があるべき本来の姿を真摯に追求する、ものづくりへのドラマがあった。
生命感ラスティングルージュ!? そんなカテゴリー、これまで存在しなかった。口紅は、人をいかに綺麗に見せるか? いかに色持ちさせ、滲ませないか? ばかり考えてきたから。でも唐突に気付かされたのは、生命感ってじつは唇にこそ宿るものなんじゃないか? ということ。
KANEBO史上最も劇的な成功を収めた口紅
言葉を喋り、物を食べ、呼吸する。喜怒哀楽も含めた、生きるための力の発露……唇に宿る生命そのものの躍動を、口紅で模倣することに挑んだ初めての試み。ルージュスターヴァイブラント―KANEBO史上、最も劇的な成功を収めたと言っていい口紅は、一体何故どのように生まれたか、そのドラマを探る。
脈打つ動脈血を思わせるカラー、美粘膜にも似たツヤ……まさに人間を讃美するように、ありのままの唇の魅惑から本気で学ぼうとした口紅開発は、実にユニーク。しかも、生命感が放つ一瞬一瞬の煌めきを躍動感までキープしようと考えた処方は、KANEBOにとって新たな挑戦。単なるイメージではなく、限りなくリアルな表現力を駆使した生命感ラスティングなのである。
同じシリーズの最新マットタイプ、ルージュスターブリーズも、人が宿す湿度と温度をなぞるような質感と色みで唇になりすますゲル塗膜が、内なる生命力をふわりと描き出し、表情美が湧き立つような柔らかなブリージングマットを叶えた。
開発者は、口紅であって口紅でない、それこそ既存の領域には収まり切らない壮大な役割を目指したのだろう。ただの精神論ではなく、生きていく力自体が高まるような、今日を始める勇気をもたらすような。化粧品ではなく希望を売る……KANEBOが掲げた危ういほど胸に迫ってくる宣言を、一番鮮烈に体現するのが、まずはこの口紅なのである。
KANEBOはスキンケアの意味も少なからず変えた。人にはなぜスキンケアが必要なのか? その原点に戻って、化粧品の目的をもう一度見直したのである。
人類が乾燥環境でも生きていけるのは何故?
私たち人類の先祖は、海から陸へと上がった時から乾燥と戦っている。放っておけばカラカラに乾いてしまう運命とずっと向き合ってきたのだ。しかも人類は体毛を失って、皮膚を自ら守らなければいけない宿命を背負う。でもなぜそうしなければいけなかったのか? そこには諸説あって、二足歩行になって体温が上がりすぎないためという説が今は有力。もちろんその代わり強い紫外線や様々な刺激から、皮膚を守らなければいけなくなったが、それでも人類はなめらかな皮膚で生きる道を選んだのだ。だから自ら肌を守り、慈しみ、磨くことを、生きるための習慣と思うようになった、そう考えると、日々のスキンケアにも魂がこもる。
地球上の出来事は全てが必然、あらゆることに意味があると考えれば、人はどんなスキンケアをすべきなのか一層ハッキリ見えてくる。だからKANEBOは、母親の胎内にある羊水の中で赤ちゃんの肌を覆っている「胎脂」に行き着いたのだ。それは種の存続のために人類が最初に得た保護膜とも言えるクリームオイル。
羊水の中ではふやけてしまうのを防ぎ、外気に触れてからは乾いてしまうのを防ぐ“献身的なまでの保護膜”、ひたむきで慈愛に溢れた母なる潤い……物事の本質を突くのをモットーとするこのブランドはそこに、ある種の運命を感じたに違いない。これぞ求めていたスキンケアそのものだと。こうして胎脂をお手本にしたクリーム処方を開発、二つのクリームは朝と夜に役割を分け、私たちの肌を日中も睡眠中も包み込むクリームを作り上げたのだ。これほどに、本質を突いたスキンケアがあっただろうか?
化粧品とは、何なのか? そう考えさせられたのはKANEBOの衝撃的なメッセージがきっかけだった。「私たちは化粧品ではなく、希望を売っている」……その希望って何? どう叶えてくれるの?
化粧品がもたらす希望とは?
そこで得た答えの一つが、最大の希望の在処。自分自身の能力や才能を信じられること……それこそが果てしない希望につながるのではないか? 例えば新作のフェースパウダーは、人の皮膚(角層)がじつは半透明の薄い層の連なりである事実に学び、半透明ジェルで粉体を包むという大胆な手法に打って出た。すると肌がまるで自分の肌のまま見違える結果に、私の肌はこんなにも素晴らしかったのだと気づく。自分の肌の美しさを信じれることに、感動するのだ。KANEBOは常に生体がお手本。サイエンスも敵わない能力を持つからこそ、それを模倣して自信をもたらし、人間を丸ごと肯定する壮大なものづくりをしているのだ。
第二の希望は「幸せを感じたときの肌印象」の実現。化粧品を使えば気分が華やぐのは誰でも知っている。だからこそKANEBOは強い覚悟で研究に取り組み、生まれたのがキメ・ツヤ・明るさ・なめらかさのある、幸福を感じているときのいきいきとした肌印象を実現する美容液だった。心を動かし、いきいきと生きる。そんな生き方すら応援してくれるような美容液。今日も明日も、その先もずっと続く希望を意味しているのだ。
そして3つ目の希望は、なりたい自分、欲しい未来に毎日近づくこと。やみくもな美しさではない。思い通りの自分を叶える手応えは、自分の可能性に気づくことでもあるから。凹ませたいところを一塗りで“透け影”にするシェード。潤いを守るだけではなく、抱え込み、乾燥による小ジワを目立たなくする(※)「抱水美容液洗顔」。言い換えるなら、希望を生む機能で人を人生ごと輝かせ高めること、それも化粧品の尊い使命だと、KANEBOが教えてくれたのである。
※効能評価試験済み
【お問い合わせ】
カネボウインターナショナルDiv.
https://global.kanebo.com/ja
☎0120-518-520
●情報は、『FRaU JAXURY MOOK 日常のラグジュアリー いまここ、日本から。』発売時点のものです(2025年5月)。
Text:Kaoru Saito Photo:Hiroki Watanabe(LATERNE) Edit:Kanako Shibuya