高市早苗にのしかかる”介護問題”
「今、家族介護を一人でやっています」
5月17日、北海道・札幌で行われた講演会で驚きの告白をしたのは、自民党の高市早苗元政調会長(64歳)。夫で元衆院議員の山本拓氏(72歳)を介護中だと明かした。
「山本氏が今年に入って脳梗塞で倒れた。治療が遅れ右半身不随になってしまった」(自民党関係者)
’04年、高市氏が落選した際に秘書であった弟を山本拓事務所で雇ってもらったことが縁で、結婚。しかし、「政治的スタンスの違い」から’17年に離婚。
ところが、’21年の総裁選に出馬した高市氏を山本氏が支援したことをきっかけに再婚。同年落選した山本氏は、高市氏の政治活動を支えてきた。
「風呂場で頭から身体のすみずみまで洗って…」
そんな山本氏の介護について高市氏は講演で赤裸々に語ったのだ。
「帰ってきたら、食べこぼしがいっぱいあって、それを掃除してから入浴介助。これが一番身体にこたえます。私よりはるかに身長の高い家族を背中に担ぎながら、風呂場に行って頭から身体のすみずみまで洗って…」
調理師免許を持ち、料理担当だった山本氏に代わり、3食作りながら介護する日々。さらに山本氏には「こだわり」があるようで…。
「絶対に介護保険を使わないとか、訳のわからないことを言っているものですから、公的な支援が受けられない」(高市氏)
初の女性総理を目指す高市氏はいま、日本の介護の問題が骨身に沁みていることだろう。
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「週刊現代」2025年6月23日号より