「明治安田生命」が2024年にとった「いい夫婦の日」に関するアンケートによると、出会いのきっかけについて1年以内に結婚した夫婦の出会いのきっかけは、「マッチングアプリ」(29.8%)が2年連続トップとなっています。今や婚活のスタンダードとなりつつあるマッチングアプリの利点をお伝えします。
【「 Tinder公式 初対面に強くなる 「初手」で圧倒的にリードする 」(ワニブックス 刊行)より抜粋】
偶然という「戦略のない待ち」は人生のチャンスロス?
夫婦の出会いのキッカケとして、1年以内に結婚した夫婦の4人に1人がマッチングアプリ婚です。
マッチングアプリを積極的に活用して主体的に行動することで、運命の出会いは、「待つもの」ではなく「見つけに行くもの」と言わんばかりに出会いの機会を最大限に増やしている人がいるのもまた事実です。
自ら相手にアプローチすることで、自分のニーズや価値観に合った人を見つけやすくなります。これは、自分の人生を自分でコントロールし、ひいては、出会いという行為を通して、自分自身の幸せを見つけることにもつながっていくのです。
相手と深く関わるには、理解し、共感し、時には振り回され、妥協するなど多大なエネルギーを要します。
SNSやマッチングアプリなどが普及し人と人が簡単につながれるようになった今も、本質的な人間関係の構築には多くの挑戦が伴うことに変わりはないのです。
ただし、ここでネックになるのが、初対面のコミュニケーション。新たな出会いを探すときに欠かせないマッチングアプリは、毎回が初対面の相手とのやりとりになるのです。
大人になっても、「人見知り」と称する人は少なくありません。働く女性を対象にしたアンケートで、実に7割の女性が自分を「人見知り」と認識しているという調査結果もあります。
初対面の人と会うと緊張する、会話が苦手で続かない、何を話していいのかわからない、話しかけるのが難しい……。これらは、多くの「人見知り」が感じる共通の悩みです。
しかし一方で、自分の消極的な行動やコミュニケーション不足を正当化するための言い訳に「人見知り」を使う、自称「人見知り」の人もいます。これでは人間関係を構築するスキルを磨くチャンスを自ら閉ざすことになってしまいます。
初対面が苦手な人ほど、出会いのスキルは磨きやすい!
人との出会いって、本来なら緊張の連続です。
「何を話していいか分からない…」
「相手の反応が読めなくて不安…」
「途中で会話が途切れそうで怖い…」
でも、マッチングアプリの出会いは違います。
それは、まるでコミュニケーションの「練習場」。
しかも、あなたのペースで進められる「練習場」です。
初対面のコミュニケーションが苦手な人こそ、マッチングアプリは強力な味方になってくれるのです。
なぜなら、
1. 相手のことを事前に知ることができる
趣味、休日の過ごし方、仕事への思い。プロフィールを通して、その人の「予習」をする感覚で、相手の情報を事前に知ることができます。「この人、私と同じ映画が好きなんだ!」などと共通点を見つけやすいのも特徴です。
2. あらかじめ、プロフィールを作りこむことができる
プロフィール作りを通して自分の魅力を言葉にする練習ができます。
3. メッセージで、コミュニケーションを重ねられる
「話すのは苦手…」という人も、メッセージのやりとりなら自分のペースで。相手の価値観や考え方を知り、自分の想いも整理して伝えられます。
4. 実際に会う前に、お互いを理解できる
「恋人募集」「友達から」など、求める関係性を最初から明確にしておけば、価値観や相性をある程度確認してから会えるので、無駄な出会いを避けることができます。
段階的に相手を知る自分を表現する練習の場と心得よ
つまり、マッチングアプリは「段階的に相手を知る」ことができ、同時に「自分を表現する練習」もできる場所なのです。
これって、まさに「出会いの筋トレ」。
コミュニケーション力も、筋トレ同様、練習で必ず伸びるのです。
・自分の考えや気持ちを言葉にする力
・相手の話から本当の想いを読み取る力
・共通点を見つけて会話を広げる力
・自然に質問ができる力
これらのスキルは、恋愛だけでなく、ビジネスや普段の人間関係でも必ず活きてきます。
本書では、このような「出会いのスキル」を、具体的な方法とともにお伝えしていきます。プロフィールの作り方、メッセージの組み立て方、実際に会うときの心構えまで。あなたの成長をサポートする「コミュニケーション・レッスン」の教科書です。
マッチングアプリは、単なる出会いのツールではありません。
それは、あなたの人間関係を豊かにする「学び場」であり、コミュニケーション力を育てる「練習場」なのです。
さあ、新しい出会いを通して、自分自身の可能性も広げていきましょう。
あなたの人生を、ますます豊かにする扉が開かれるはずです。