世界からも注目される日本ブランドは、どのように新しい市場をつくり、独自の「ほんもの」となったのでしょう? 共通するのは、「本来の自分」を活かし挑戦していっていること。部門賞受賞ブランドには市場や、海外の声などについての共通質問も。その答えは……? 今回は、「神話・歴史」部門賞を受賞した「JAL」を紹介。
エアバスA350-1000で体感する日本のおもてなし
「神話・歴史」部門賞 受賞! JAL
2024年に登場した国際線旗艦機、エアバスA350-1000。
そのファーストおよびビジネスクラスの空間は、日本建築に通じる「間」と気配を備えている。全席個室でありながら光や空気の連続性を保つ設計には、障子のような日本的な境界感覚が息づく。
和食やヴィーガン対応の機内食にも、繊細な季節感が宿る。こうした体験を支えるのは、徹底したおもてなしの心だ。それは単なる丁寧さではない。
緊急時にも冷静に安全を守り抜き、人間味ある配慮で静かに寄り添う力である。空間と精神が結実し、日本的サービスの型が、ここに静かに極まった。
DATA
東京都品川区東品川2-4-11 野村不動産天王洲ビル
03-5460-3121
“ほんもの”とは?
1.今までにない「新しい市場」の創出にあたって意識したことは?
海外のお客さまに対し、日本の歴史や文化に根ざした精神性や丁寧さ、おもてなしなどに代表される「本物の日本」をお届けすることを意識しました。
2.JALの「こだわりどころ」は?
お客さまが言葉にする前に察することです。
3.ブランドならではの本来感─Sense of Authenticity─とは?
お客さまの感性をくすぐる出会いと体験をお届けすることで、お客さまの心をそっと上向かせ、新たな一歩を踏み出すことをお手伝いする存在でありたいです。
4.エアバスA350-1000のファースト・ビジネスクラスで体験できる“日本的ラグジュアリー”な要素は?
業界最高水準の個室空間。外との連続性を保ちつつプライバシーを確保した空間の捉え方は、日本の伝統にならいました。
5.海外のファンの声
「所作に敬意が感じられる。キャビン全体の空気が穏やかでリラックスできる」「豪華さとは違う、親密で温かいパーソナルなサービス」「西洋のサービスが『要求に対して迅速に応える』ものなら、JALは『要求する前にそこにある』サービス」などのお声をいただいております。(広報部 遠藤祐貴子氏)
●情報は、『FRaU JAXURY MOOK その輝き、「ほんもの」。幸福のラグジュアリー』発売時点のものです(2026年3月)。
Edit & Text:Megumi Komatsu