カリフォルニア州で、オンラインゲームのサービス終了後も購入者が遊び続けられるようにすることを目指す法案「Protect Our Games Act」が、州議会下院の歳出委員会を通過し、本会議での採決に進む見通しとなりました。法案は、ゲーム運営に必要なサービスを停止する場合、事業者の管理するサービスに依存しない形で動作するバージョンやパッチ、または全額返金を購入者に提供することを求めています。 Bill Text – AB-1921 Digital games: ordinary use.https://leginfo.legislature.ca.gov/faces/billTextClient.xhtml?bill_id=202520260AB1921Bill to block publishers from killing online games advances in California – Ars Technicahttps://arstechnica.com/gaming/2026/05/bill-to-keep-online-games-playable-clears-key-hurdle-in-california/この法案は2026年2月にChris Ward下院議員によって提出されたAB-1921で、デジタルゲームの「ordinary use」、つまり購入時の宣伝や説明から購入者が合理的に期待する中核的機能の利用を保護する内容です。対象となるのは2027年1月1日以降に購入可能なデジタルゲームで、完全無料のゲームやサブスクリプション期間中だけアクセスを提供するサービスなどは対象外とされています。 法案では、デジタルゲーム運営者は通常利用に必要なサービスを停止する60日前までに停止日や提供されなくなるサービス、利用不能になる機能、既知のセキュリティリスク、継続利用や返金の方法を購入者と購入予定者に知らせる必要があります。通知はゲーム内で購入者に直接行うとともに、運営者のウェブサイトにも公開することが求められています。 サービス停止日以降、運営者は購入者に対し運営者が管理するサービスに依存せず使えるゲーム版、継続利用を可能にするパッチまたはアップデート、もしくは購入時に支払った全額の返金のいずれかを提供しなければなりません。また、サービス停止後は運営者の管理するサービスなしでは使えないバージョンの販売や配布も禁じられます。 この動きの背景には、Ubisoftの「The Crew」終了をきっかけに広がったゲーム保存運動「Stop Killing Games」の存在があります。