北海道・ニセコは日本を代表するリゾートとして、国内外から多くの人々が訪れています。建設ラッシュに沸き、海外投資家や一流ブランドが日本のリゾートにマネーを投下する動きが加速していますが、「第二のニセコ」へと成長をを遂げる可能性が高いリゾートは、どこなのでしょうか。高橋克英著『超富裕層に「おもてなし」はいらない 世界の一流が日本に惹かれる本当の理由』(講談社+α新書)より、内容を一部調整のうえご紹介します(内容は書籍掲載当時)。
産官学金包括連携協定を締結
8位「水上」(群馬県)
群馬県みなかみ町に広がる人気のウィンタースポーツスポットだ。主に7つのスキー場(ノルンみなかみスキー場、水上高原スキーリゾート、水上高原藤原スキー場、群馬みなかみほうだいぎスキー場、奥利根スノーパーク、ホワイトバレーみなかみ、Mt.T by 星野リゾート)で構成されている。東京からのアクセスの良さが特徴で、車で都心から約2時間半、新幹線とバスで東京駅から約1時間半で到着する。新潟・妙高エリアとともに、水上エリアは日本屈指の豪雪地域であり、パウダースノーを楽しめる。
2021年9月には、まちづくり推進のため、オープンハウスグループ、みなかみ町、東京大学、群馬銀行が産官学金包括連携協定を締結し、水上温泉街の廃虚の再生、土地の有効活用、群馬みなかみほうだいぎスキー場・キャンプ場の経営再建、新たな関係企業との事業誘致、観光イベントの企画運営などを展開している。
その一環として、オープンハウスグループが共同開発した、別荘の所有権をシェア購入できる新しい形態の宿泊施設「NOT A HOTEL MINAKAMI TOJI」が2025年5月に開業した。同所有権は、都心や北関東在住の経営者層を中心に完売している。
各スキー場の連携や情報発信を担う「みなかみ町スキー場連絡協議会」の役割も大きい。この先、水上エリア内での共通リフト券の販売やスキー場間の移動手段の確保、エリアを一覧できるウェブページの整備や海外プロモーションの強化などによって認知度が高まれば、外資系高級ブランドホテルやホテルコンドミニアムの新設といった話が進むことも期待できよう。
【こちらも読む】『「ハイアット」ブランドのホテルも誕生、ワインの銘醸地として世界のセレブが注目する「北海道の土地」』