2人の男の子のママで、子どもたちの成長日記を漫画化し、Instagram(@shirasu_noodles)やブログで公開している漫画家・イラストレーターのつぐみ屋さん。仕事、家事、育児と慌ただしい日々のなかで起きた出来事や感じたことなどを漫画に描いています。今回は、ある日突然、「クッキーを作りたい」と言い出した4歳息子のエピソードをお伝えします。材料を買いに行くところから始まったクッキー作りを終始そばで見ていた母・つぐみ屋さんは、そのときの息子の気持ちと成長を感じたといいます。詳細を綴っていただきました。
お菓子のレシピ本を見ていた息子が…
こんにちは! 今回は長男アオちゃん(当時4歳)と一緒にクッキー作りをしたときのエピソードをご紹介します。
子どもたちには将来的に家事全般が得意になってほしいのと、自分でできることはできるだけ自分でやるようになってほしいという願いがあり、日頃から料理などのお手伝いをお願いしています。
とはいえ、まだ小さいので、レタスなどの葉野菜をちぎったり、材料を混ぜたりする程度ですが、それでも息子は楽しそうにやってくれます。
おやつ作りを手伝ってもらうこともあり、普段はパンケーキを一緒に作ることが多かったのですが、この日はお菓子のレシピ本を見ていたアオちゃんが「クッキーを作りたい!」と言い出しました。
そこで夕飯後、材料を買いに出かけることに。アオちゃんはお出かけの際、大切なお金(おままごと用のおもちゃ)をお財布に入れて「これでお買い物するんだ」と意気込んでいました。「お金はママが払うから持っていかなくて大丈夫だよ」と伝えたのですが、息子は「持っていきたい」の一点張りで、結局そのまま出かけることになりました。
製菓店に着くと、クッキーの材料を探す間、可愛いトッピングやデコレーションを見て、アオちゃんの瞳がキラキラと輝いていたのを覚えています。そしてお会計になると、自分のお財布からおもちゃのお金を取り出し、支払おうとする息子。
おもちゃのお金が実際のお店で使えると思っていたようで、それを私は知らなかったのですが、本人はいたって本気の様子。その優しさも嬉しかったので、「おもちゃだから使えないよ」とは言わず、ママが支払うことを伝えてその場をしのぎました(苦笑)。
帰宅後、早速クッキー作りを開始。当初は自分のためだけに作るつもりだったクッキーも、いざ作りはじめると、アオちゃんの気持ちが変わってきたようで……少しほっこりした日のエピソードをお伝えします。
お菓子を分け与える=愛情表現
クッキーを無事作り終えたアオちゃん。形や大きさは不揃いでしたが美味しくできたクッキーを密閉容器に入れて保管し、大事そうに毎日少しずつ食べていました。
そしておばあちゃんが遊びに来ると、嬉しそうにおすそ分けしたのでした。アオちゃんは日頃から、絵を描いたり工作をしたりすると、「これは、ばあばにあげるの」と言って大切に紙袋に入れ、会う日までため込んでいます。最近では字が書けるようになったので、手紙を書いては「ばあば袋」にせっせと集めるようになりました。
両方のおばあちゃんに会うたびにたくさん可愛がってもらい、贈り物や食べ物をもらうことも多いため、アオちゃんも二人に喜んでもらいたいという気持ちが自然に芽生えているのかもしれません(ちなみに「じいじ袋」もあります)。
普段は食べ物に関することになると、目の色を変えて独り占めしたがる息子ですが、大好きなお菓子を分け与えるという行為は、彼なりの最大限の愛情表現なのだと思います(たとえ「ちいさいやちゅ」でも)。
最近、大好きなお友達に手紙を書いて渡したりもしていて、誰かに喜んでもらいたいという気持ちがますます芽生えてきたようです。息子の優しい心の成長を感じる瞬間が増えてきたので、親としては嬉しく思うばかりです。