夫・星野源とともに「夫婦で隠居説」も?
ガッキー引退? 夫婦で隠居? そんな噂が飛び交っています。
ガッキーこと俳優・新垣結衣さんの芸能活動において気になる出来事が重なっており、ファンを中心に彼女の今後の動向に注目が集まっているのです。
そのため新垣さんがこのまま芸能界を引退してしまうのではないか? もしくは引退宣言をせずとも、夫で歌手・俳優の星野源さんとともに芸能活動をほぼやめて、隠居生活に突入するのではないか?
――新垣結衣さんに「引退説」「隠居説」が囁かれている要因を振り返っていきましょう。
新垣結衣に起きた“異変”
新垣結衣さんの“異変”が注目されたのは今年10月。
2011年から長期に渡って務めていた明治のチョコレート菓子「メルティーキッス」のCMキャラクターを、降板していたことが明らかになったのです。
同CMのキャラクターは若手俳優・出口夏希さんにバトンタッチされており、SNSなどでは「ガッキーロス」の声が噴出。ただ明治と新垣さんの縁が切れているわけではなく、新垣さんは今年5月から同社の新チョコ菓子「生のとき」のCMキャラクターに就いていますので、新商品にスライドしただけとも考えられました。
ただ、新垣さんのCM降板は「メルティーキッス」だけではなかったのです。
6年ほど前から新垣さんが出演していたライオンの柔軟剤「ソフラン アロマリッチ」は、「この香り、離れられんっ。」というキュートな決めゼリフが話題を集めていました。けれど今秋から始まった「ソフラン アロマリッチ」の新CMには、「この香り、たまらんデス。」という類似の決めゼリフを引っ提げて広瀬すずさんが登場。
「メルティーキッス」降板のインパクトがデカかったため、「ソフラン アロマリッチ」降板はそこまで注目を集めていませんでしたが、同時期に2つのCMを降りるという事態が起きていたわけです。
もちろん企業側が新垣さんとの契約更新をせずに降板に至ったという可能性はあるものの、新垣さんの知名度や好感度の高さを考えると企業側から降ろさせたというよりも、新垣さん側が自主的に降りた可能性もあるのではないでしょうか。
日本の芸能界においてテレビなどで流れる企業CMへの出演は、稼働時間が短くてすみギャラの単価が高いため、コスパが非常にいい仕事と言われています。たいていのCM撮影は1日で終わり、新垣さんクラスであればCM出演料はうん千万円でしょう。
もし、“おいしい仕事”を自主的に降りているのだとしたら、引退を考えていたとしてもおかしくはないということです。
実は連ドラ主演は7年間ナシ
そもそも近年の新垣さんは、本業の俳優活動をかなりセーブしていました。
近年も主演以外でドラマ出演したり映画出演したりはしていますが、実は連続ドラマで主人公を演じたのは、2018年に松田龍平さんとダブル主演した『獣になれない私たち』(日本テレビ系)が最後。連続ドラマの主演となると稼働時間・拘束期間が長くなることで知られていますが、新垣さんはそういったハードスケジュールな連ドラ主演はここ7年、受けていないということなのです。
要するに、新垣さんの姿を定期的に観られるのは主にテレビCMだったわけですが、連続ドラマ主演といったハードな仕事を精力的に行わずとも、ギャラが高いCM出演さえ続けていれば経済的には潤っていたはず。そのため俳優業をセーブしていたとしても、むしろドラマにはあまり出演しないぶん、“おいしい仕事”であるCMの仕事は請け続けるのだろうと見られていました。
そんなCM出演さえも一気に2つも降りたため、「引退説」「隠居説」が加速してしまっているのです。
不自然なタイミングで行われた対談企画
2つのCM降板が話題になる少し前の今年10月1日、新垣さんが登場したメディアがありました。
それはテレビや映画ではなく、漫画雑誌「週刊少年サンデー」。
漫画家・高橋留美子先生と『らんま1/2』について語り合う対談企画に登場したのです。
筆者は何十年にも渡る「週刊少年サンデー」愛読者で毎週購入しているのですが、高橋留美子×新垣結衣の対談企画が掲載されているのを見て、かなり違和感があり驚きました。
高橋先生と言えば『らんま1/2』以外にも『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『犬夜叉』、『境界のRINNE』、『人魚』シリーズと、いずれもアニメ化されているほどの人気作品を多数生み出している超大御所漫画家。現在も「週刊少年サンデー」で『MAO』を連載中で、こちらも来春にアニメ化されることが決定しています。
また新垣さんは高橋留美子作品の大ファン。特に『らんま1/2』は少女時代に愛読して以来、熱烈に好きな漫画であると公言しており、さらに2011年にスペシャルドラマで実写化された『らんま1/2』(日本テレビ系)でヒロインを演じていました。そんなご縁もあり、新垣さんのなかで『らんま1/2』はかなり特別な作品のようです。
『らんま1/2』のアニメ版は1989年から1992年までフジテレビ系で放送されていたのですが、昨年に日本テレビ系で完全リメイク版として復活して第1期が放送。そして今年10月4日から第2期が放送スタートするということで、その直前のタイミングで高橋×新垣対談が実現したという経緯でした。
『らんま1/2』のアニメがスタートするタイミングで、かつて実写ドラマでヒロインを演じた新垣さんが原作者と対談する――そう考えると自然な流れに思えるでしょうが、「週刊少年サンデー」を何十年と愛読する筆者からすると違和感が強かったのです。
「週刊少年サンデー」誌上でアニメ化作品に関連したインタビューや対談が行われること自体は珍しくありませんが、新垣さんクラスの大物芸能人が登場することはかなりレア。しかも実写化ヒロインを演じていたとは言え14年も昔の話なので、“新垣結衣、突如降臨”感がありました。
なかでも引っかかったのは“なんでこのタイミング?”と感じた対談時期。完全リメイクアニメの第1期が放送された1年前であれば、“『らんま1/2』復活”を記念して新垣さんが登場するのも違和感は薄かったでしょう。ですが“第2期放送開始”という中途半端な記念で、普段はほとんどメディアに現れない彼女が出てきたことが、不自然に感じたわけです。
さて、これは筆者の完全なる独断の予想という前提でお聞きください。新垣さんが引退を目前にして、芸能界の思い出として高橋先生に会っておきたいと考え、対談を快諾したと仮定すると、くしくも“なんでこのタイミング?”の答えとなるのです。
長年出演していたCM2本から降板した同時期に、大好きな漫画家と対談するために漫画雑誌に突如降臨――“引退フラグ”に見えてこないでしょうか。
『紅白』出場なし、星野源の動向も不穏
新垣さんが引退、もしくは隠居するとしたら、当然、夫・星野源さんの動向も気になるところ。実は彼の最近の動向も不穏なものになっているのです。
2016年に放送されて社会現象を巻き起こした連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の共演がきっかけで親交を深め、2021年に新垣さんと結婚した星野さん。
11月14日に今年の『NHK紅白歌合戦』(NHK)の出場アーティストが発表されましたが、2015年から10年連続で出演していた星野さんの名前が、今年は入っていなかったのです。
昨年の紅白では、当初歌唱予定だった「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」に変更になるという騒動が勃発。当日の「ばらばら」のパフォーマンスの振る舞いから、星野さんがNHKに憤慨しているのではという憶測が流布。今年3月には2017年から不定期放送されていた音楽番組『おげんさんといっしょ』(NHK)も終了していたため、引退や隠居とは無関係でNHKから距離を置こうとしている可能性も充分ありますが、ほかにも不穏な言動があったのです。
星野さんは6年ぶりとなる全国&アジアツアーを今年5月から行っており、10月に無事に最終公演を迎えていました。そのMCで「この6年、いろんなことがあって本当にうんざりでした」と語っていたのです。また、この日のライブ終了時に、普段であれば「また会いましょう」などと発していたものの、「さようなら」とファンに告げたとのこと。
このように夫・星野源さんの意味深なムーブが続いていることも相まって、新垣・星野夫婦は揃って芸能界とは距離を置き、隠居生活を送るのではないかという予想も出ている状態なのです。
――果たして新垣結衣さんが芸能界を引退してしまうことはあるのでしょうか。引退宣言をしないまでも、半引退状態となって夫婦で隠居生活を送るという可能性はあるのでしょうか。新垣結衣ファンはしばらくモヤモヤする日々が続きそうです。