いま日本で謎の死が増えている――。コロナ禍以降、有名人が癌で亡くなるニュースが相次ぎ、癌の死亡者数が急増しているのはなぜなのか。効果が疑わしいワクチンや無意味な医療を、国や医療界が推奨し続ける背景には何があるのか。日本の医療界に潜む巨大な闇に、地域医療で奮闘する在野の医師がメスを入れる正義の一冊!6月5日発売の新刊『何かがおかしい 「がん急増」の謎』より抜粋・再編集して、内容の一部をお届けする。
『何かがおかしい 「がん急増」の謎』連載第17回
『コロナ禍の自粛生活がもたらした「自殺の急増」…自殺者数の推移には“高齢化社会”が大きく関わっていた!?』より続く。
「反ワクチン派」のレッテルを貼られてきた
ここまで、「卵巣がん」「白血病」死亡数の急増とコロナワクチンの関係、および「突然死・老衰の急増」との関連性について、現段階で考えられることをお伝えしてきました。
私は医療ジャーナリストとしても活動しており、SNSのほか、テレビやネット記事、講演などでもこれらの問題について発信しています。
ただ、残念ながらこういった話をすると嫌悪感を持つ方も一定数いるのが現状です。
「ワクチンは危険だ」などと言う人は「反ワクチン派」「陰謀論者」だ、という先入観を持ってしまった方が多いのだと実感しています。コロナ禍以降、各メディアがこぞってワクチン接種を推進し、反対派には「反ワクチン派」とレッテルを貼ってきたのですから、それも当然のことです。
とはいえ、これまで指摘した「疑惑」は、いずれも科学的な研究や、客観的なデータに基づいたものです。いまでは世界各国の研究チームが、ワクチンの危険性に関する研究を重ねており、次々にエビデンスが見つかっています。
現時点で完全にコンセンサスが得られているわけではありませんが、ワクチンが危険だという証拠がたくさん見つかっているわけです。
この状況で少なくとも「疑問」を提示するのは、医療の専門家なら当然のことではないでしょうか。
問題をうやむやにしてはならない
「この問題をこのままうやむやにしてはならない」という思いもあります。
製薬企業の説明によれば、ワクチンの成分はそう長い間体内にとどまるものではないようです(一部の方では数年後でもワクチン成分が体内から検出されたという報告もあります)。ワクチンの害も時がたつにつれて減少していくはずです。
もちろん、これは現在進行形でワクチン被害に苦しむ方にとっては朗報です。ただ、被害が縮小していくと、ワクチンの問題がうやむやにされるという懸念もあります。
本来責任を追及されるべき製薬企業や行政がこのまま逃げ続けるのは納得がいきませんし、将来に禍根を残すことになると思います。
もし「逃げ得」になれば、現状の薬事審査の問題点も何も改善されずに、いずれ同じ薬害が繰り返されるでしょう。
そのためにも「ワクチンは安全」と宣伝していた政府や製薬企業、そして一部の専門家たちの責任を、うやむやにしてはいけないと思っています。
それが、再びパンデミックが発生した場合への、最大の備えになるのではないでしょうか。
『「コロナワクチンは絶対安全」と断言した医師は“詐欺師”に等しい…医師たちも「手探りで」薬を使っている』へ続く。