兄弟姉妹4人の母で元公認会計士の山口あんなさん(うさまるさん)は、子どもたちの好き嫌いの多さや、食費だけでなく子どもたち全員分の習い事にかかる費用などで家計が圧迫されるなど、さまざまな困難にぶつかり悩んでいたといいます。
そんななか試行錯誤の末に編み出したのが「かさまし×フライパン料理」。
肉や魚などの主要たんぱく源に、豆腐、焼き麩、高野豆腐といった“かさまし食材”を加えて増量させることで満腹感も得られつつ、安上がりで節約にもつながり、時間がない中でも簡単に作れて、栄養も満点!
今回、そんな山口さん直伝の「かさましフライパンレシピ」や、元公認会計士の視点で取り入れた「家計管理方法」「食費月4万円に抑えるための買い物の仕方」などを1冊にまとめた大好評発売中の著書『元公認会計士が月7万貯めた かさましフライパンレシピ』(主婦の友社)の中から、特別に一部を抜粋してご紹介!
本記事では、かさまし食材の「水きり豆腐」の下準備のやり方と、水きり豆腐を使用した「キャベツと豆腐で作る即席ミニお好み焼き」レシピをお届けします。
かさまし食材「水きり豆腐」の下準備
まずは、「キャベツと豆腐で作る即席ミニお好み焼き」レシピに使用する、かさまし食材「水きり豆腐」の下準備のやり方をご紹介します。
水きり豆腐の準備
指で押したら弾力を感じるくらい。水が出るので、しっかり水けをきる。やわらかい食感に仕上げたいつくねや、魚のかさましに使う。
●1丁400gのものを使用(水きり、冷凍前)
●絹ごしでも木綿でもお好みでOK
●絹ごしはやわらかい食感で木綿はしっかりとした歯ごたえが楽しめます
●1丁45円ほど
1.パックの水を完全に捨てて、キッチンペーパー2枚で包む。
2.耐熱ボウルなどに入れて電子レンジでラップなしで10分加熱する。
3.加熱後は豆腐の上に重しをおき、最短で15分水きりする。出てきた水は捨てる。
まだ水が出るので捨てる。
<ココがPOINT!>
水分が多いとべちょっとした食感になるのでしっかり水きりします。
時間があるときは、半日程度おいておくとしっかり水がきれます。
次ページからは早速、「キャベツと豆腐で作る即席ミニお好み焼き」の作り方をお届けします。
キャベツと豆腐で作る即席ミニお好み焼き
豆腐でかさまし、ふわっふわです。キャベツをじっくり焼くと甘みが出ておいしとよ。
◆材料 (5個分)
水きり豆腐… 1丁(400g)
キャベツ(せん切り)… 200g
カニ風味かまぼこ(5mm幅に切る)… 75g
〈A〉
・かつおだし(顆粒)…大さじ1
・天かす…大さじ1
・米粉…大さじ5
・片栗粉…大さじ3
サラダ油…大さじ3~4
〈B〉
・お好みソース、マヨネーズ、削り粉、青のり…各適量
作り方 (作業時間20分)
1.ボウルに豆腐、キャベツ、カニかま、Aを入れてまぜる。一口大の俵形にする。
2.フライパンにサラダ油を熱し、1を並べて中火で焼く。
3.両面が焼けたら器に盛り、Bをかける。