美容エディター界きっての「コスメの目利き」との呼び声の高い森山和子さんが、毎月のお題に合わせて、製品への溢れ出る愛とともに令和の新名品を紹介するビューティ連載。第41回は、周りで被り続出な今すぐ取り入れて欲しいコスメをご紹介!
「それどこの?」「これ、いいよね!!」が続出の、推し&被りコスメ
お仕事柄、新製品を発売より前にいただく機会が多いので日常的に数々の製品に触れていますが、実際に自分のポーチの中に入るもの、ヘビロテするもの、「あれいいよね!?」「これ、めちゃくちゃ良かったけど使った?」と話に上がるものは、比較的エディターやライター、ヘアメイクさんと話すと被ることが多いんです。というわけで、今回はここ最近のアイテムでまさに被りがちな“推し”のコスメをピックアップ。どれも優秀で今どき顔になれるものばかりなので、ぜひ触れてみてほしいです!
まさに表情に多幸感が溢れる、スナイデルのピンクヴェールチーク
ここ最近、偏光パールの効いたコスメが豊作なのをご存じでしょうか? 実はこの流れ、来春の新色コスメにも続いていて、これからさらに登場予定なんです。角度によって多彩な光を放つところが魅力なんですが、少し前までは大人にはちょっと難しいかな〜なんて思って敬遠していたわけです。でも、ある日の撮影でふわっとピンク色に発光したチークのメイクを見て、ヘアメイクさんに「このチーク、どこの?」と聞いたらこのスナイデルとのこと。その時は03番だったのですが、自宅にあるものを改めて引っ張り出すと個人的には01番が特にHIT!
なんとなく“偏光=若い人向け”と思っていたけれど、このスナイデルのチークは粒子が細かく、且つ繊細。シアーな光のヴェールをかけたかのような仕上がりなので、顔に淡いピンク色の光がふわりと宿って、なんとも可愛いんです!
頬の曲線も際立つので、丸みが生まれてフレッシュな印象になれるところも最高。普段のチークの上に、目の下にかかるようにサッとひとはけするように使用していますが、毎日手放せません。そして撮影等で人に会うと、どこの?と聞かれてこのアイテムを紹介すると「あれ、いいよね〜!?」という話に。この光感がまさに今っぽく仕上がる秘密なので、ぜひ試してみてください。
手軽に洒落感をまとえる、バーバリーのマットなモカブラウンリップ
わたしにとって、ついつい買い集めてしまうものNo.1がリップなんですが、ここ最近圧倒的に手に取る率が高いのがこちら。ボトルで見るよりも、チップの色にご注目。しっかりディープなブラウンなのですが、バーバリーならではのイギリスの紅茶のカルチャーにインスパイアされたシリーズなんです。
ブラウンリップって顔色が悪くなってしまうものもあったり、むしろ赤みが強すぎてブラウンというより赤……なのでは? と思ってしまうものなど様々。ただ、この86番はダージリン ブラウンの色名で、ほどよく赤みとくすみを帯びていて、つけるとなんだか顔にお洒落感が漂うではないですか。しかも、マットなのに乾燥しにくくて、皮がめくれにくいところもお気に入り。
そして、このリップを塗っているとよく「どこのですか?」と聞かれるんです! また、人によっても微妙に発色が違うので、私自身も友人のエディターに「どこの?」と聞いて、同じと分かり驚くことも。一気に顔がアップデートするこちらのリップ、リキッドなので薄く塗り広げて色みをコントロールするのがおすすめです。マットリップもブラウンリップも苦手という人にこそ、手に取ってみて欲しい一色です。
ツヤ質感だから自然にぼかせる! ぷっくり拡張できるM・A・Cの唇色リップライナー
度々この連載でもご紹介しているのがリップライナーなのですが、ここ数年、私にとってはリップメイクに必須のアイテムとなっています。唇を拡張させて、オーバーリップにしたいのであれこれとお試ししてきたのですが、なるほど!と思ったのがこちら。
従来のリップライナーは、唇の形をはっきりさせたりサイズをコントロールする他に、リップの滲みを防ぐ役割も担っていることが多いため、くっきり描けるマットなタイプがほとんど。ですが、こちらはあえてのツヤ仕上げなので、自然と輪郭が光を受けてなじみ、描きました!という感じではないナチュラルな仕上がりなんです!
最初は「え、ツヤなの!?」と驚きましたが、塗ってみるとその効果は一目瞭然。引いてぼかす手間がほぼいらない上に、ぶきっちょさんでもいい具合に描けるんですよね。しかもこのベルベット テディという色は、リップスティックとしても人気の色。年齢とともにくすんできた輪郭を補正しながら、あたかもリアルな唇のように再生させてくれます。「これ最近大好きなんだよね」と同業仲間に話すと「わかる!」と共感が続々。いつものリップもきっと見違えるはずなので、ぜひトライを!
先端の曲がったミニブラシがいい仕事をする、ぱっちり目を作る優秀マスカラ
こちら、ブラシの先端が少し曲がっているのが見えますか? これは、35度カーブさせたこだわりの設計なんですが、これがすごくいいんですよね〜。たっぷり面でつけたい時には先端がまぶたにつきにくく、目尻側のまつげを攻めるときにはポイントで塗れるという、かなり気の利いたデザインなんです。
ただそれだけじゃなく、この液のよさ! 重すぎずそれでいてサラサラと軽すぎず、まつげにきちんとのる感覚があるというか。それは、ジェルと2種類のパウダーが配合されているからだそうで、まさにひと塗りするだけでまつげがパッと上向きに! しかもダマになりにくいので、素まつげのようなのに印象的なぱっちり目になれるんです。
こちらフィルムマスカラとあるように、ぬるま湯&洗顔料で落ちるタイプなのですが、わたしはリムーバーで落としているほど、カールキープ力が高い! これは、美容エディターの先輩方や、ヘアメイクさんからも「愛用してる!」という声が多数聞こえてくるほど。手頃な価格なところもいいですよね。わたしは1本目を使い終わりそうなので、急ぎで買い足さねば!
●情報は、FRaU 2025年11月時点のものです。
※本記事で紹介している商品の価格は消費税を含んだ金額です。
Photo:Kevin Chan Composition&Text:Kazuko Moriyama