子育てにおいて、デメリットばかり強調されがちなYouTube。しかし、『モンテッソーリ式 ママの心がラクになる子育ての本』の共著者で、一般社団法人「輝きベビーアカデミー」を運営するまなえ氏は、「子どもにYouTubeを見せるのは悪いことではない」と語る。そんなまなえ氏に、YouTubeと上手に付き合うための「4つのポイント」を教えてもらった。
YouTubeを見せるのは悪いことではない
親が仕事や家事に集中したいとき、子どもにスマホやタブレットを渡して動画を見せると、驚くほど静かにしてくれる……これは経験した人なら誰もがうなずくところだと思います。
子どもの好奇心をくすぐるコンテンツが、しかも時間無制限で配信されているのですから、夢中になるのも当然ですよね。
私はYouTubeを見せることに反対ではありません。なぜなら、ルールをきちんと決めれば、子どもがワガママを言うこともないからです。
ちなみに我が家にはテレビがありません。流しっぱなしの映像を見るという習慣がそもそもないため、動画を見るときは“一点集中”。見るときは見る、終わったら終わり、というメリハリのあるスタイルです。
「このルール」をしっかり伝えておく
では、テレビのある一般的な家庭でのYouTubeとの付き合い方をご紹介しますね。
子どもがスマホを触りたがったら、まずは触らせてあげましょう。でもここで大切なことがあります。それは、動画を見せる前のひと言です。
「これはママ(パパ)の大事なものだから、『返して』って言ったら返してね」
このルールをしっかり伝えておくと、「ハイ、ママ、スマホ」と、自分のタイミングでちゃんと返してくれるようになります。
スマホの中身がどんなに面白くても、それが「ママの大事なもの」であることがわかっていれば、子どもはきちんと約束を守ってくれるんです。
YouTubeとの付き合い方は、次の4つを守っていればOKと私は考えています。
YouTubeと上手に付き合う「4つのポイント」
ポイント(1) 見たい! と言われたら、気持ちよく見せてあげる
頭ごなしに「ダメ!」はNG。見せるときは堂々と見せてOK。
ポイント(2) 見る前にルールを設定しておく
「ごはんができたら終わりね」「この動画1本見たらおしまい」など、明確な終了タイミングを伝える。
ポイント(3) 姿勢と距離に気をつける
姿勢よく、画面から距離をとって見せる習慣を。
ポイント(4) 見終わったあとに動画の内容について質問する
たとえば、「何が面白かったの?」「どんなことを感じたの?」「誰がどんなことをする物語なの?」など。
受動的になりがちな映像を、このように質問することで能動的な思考にしてあげられると、罪悪感もなく付き合えますよ。
我が家では、長男が1歳後半のときから、こうしたルールのもとでYouTubeと付き合っています。しっかりと線引きをしておくことで、短時間で集中して楽しめますし、終わるときもすんなり。親も子もストレスなく過ごせています。
デジタル機器とどう付き合うかは、今の時代を生きる子どもにとって、とても重要なテーマ。見せる・見せないの「0か100か」ではなく、どう使いこなすかが大切なのです。
後編記事〈子どもがYouTubeにどっぷりハマってしまったら…うまく距離をとるための「3つのポイント」〉では、すでにYouTubeにどっぷりハマってしまったお子さんとは、どう向き合えばよいのか、3つのポイントをお伝えします。