あなたは読めますか?
突然ですが、「狼煙」という漢字読めますか?
歴史の物語や「反撃の狼煙を上げる」といった慣用句で目にしますが、漢字の組み合わせが珍しいため、読み方に戸惑う方もいるかもしれません。
気になる正解は……
「のろし」でした!
「狼煙」という漢字は、「合図や警報のために、火や煙を高く上げて情報を伝達する手段」を意味します。昔、戦時や非常時に敵の襲来などを知らせるために使われました。漢字に「狼」が使われるのは、古代中国で、狼の糞を燃やすと煙がまっすぐ立ちのぼると言われていたことに由来します。比喩的には、「大きな動きのきっかけとなる行動」を指します。
例文としては、「ハーフタイムに大胆な選手交代を行い、反撃の狼煙(のろし)を上げた」「わが社も、いよいよ海外進出に向けて狼煙(のろし)を上げることを決定した」のように、新しい動きの始まりを表現する際に用いられます。
この機会に、読み方と意味をしっかり覚えておきましょう。