あなたは読めますか?
突然ですが、「阿闍梨」という漢字読めますか?
仏教、特に密教の世界で使われる非常に格式の高い僧侶の称号ですが、漢字の並びからは一般的に想像しにくい難読語かもしれません。
気になる正解は……
「あじゃり」でした!
「阿闍梨」という漢字は、仏教用語のサンスクリット語「ācārya(アーチャリヤ)」の音写で、「規範となる師」を意味します。弟子たちの行いを正し、教えを授ける高徳な僧侶に対する尊称です。特に密教では、師僧から灌頂(かんじょう)を受けて、弟子を指導する資格を得た僧侶を指します。
例文としては、「その僧侶は、厳しい修行を重ねて阿闍梨(あじゃり)の位に昇った」「比叡山では、千日回峰行を成し遂げた者が大阿闍梨(だいあじゃり)と呼ばれる」のように、仏教の階級や修行の文脈で用いられます。
この機会に、読み方と意味をしっかり覚えておきましょう。